ウソップはうそつき。
ですが、そのウソには優しさと温かさが込められており、ただの嘘つきではないんです。
そして、弱いんです。
ウソップは弱いから、どこか超人的な強さを持っている他のキャラクターよりも感情移入したり逃げ回りたくなる気持ちを理解しやすいキャラクターでもあります。
そして、逃げ回りたいのに強いものにも立ち向かっていくウソップに、さらに、ウソップにしか出来ない特別なものがやっぱりあって、そういうものに心動かされる今日のこの頃です。

ウソップがウソをつく理由とは?
ウソップとの出会いまでを少しおさらいすると、、、
珍獣の島でガイモンさんと別れた後、
グランドラインに行こうとするルフィとゾロ。
ナミの進言により、船と食料を補給することに。
そこで出会うのが「ウソップ」である。
その小さな島の小さな村にウソップはおり、
その島のお嬢様「カヤ」の屋敷にウソをつきに行くのがウソップの日課だ。
ただし、ウソップの嘘はカヤを元気づけるための嘘であり、
自分の能力を誇示したり、人を傷つけるようなウソはつかないのであった。
ウソップの島で起こる騒動とは?
この村で起こる事件は、お嬢様カヤの執事「クラハドール」という人がいます。
体の弱いカヤの面倒を見ている人で、村人からの信頼も厚い人間なのだが、
実は彼、海賊「キャプテン・クロ」なのだ。
キャプテン・クロは一味の催眠術師ジャンゴの催眠能力を使って、
カヤに遺書を書かせ、クラハドールにすべての財産を譲ると書かせる計画をしている。
そのうえで、カヤはもちろん、屋敷の人を襲い、クラハドールが財産を相続する。
なんていう、極悪非道な計画を立てていたのだ。
その計画を偶然知ったウソップとルフィ。
ウソップはこの事実を村の人々に知らせて、クロの計画を崩そうとするが、
普段から嘘ばかりついているウソップの言葉に耳を貸す村人はいない。
カヤも、このウソップの嘘だけは信じないのである。
「ウソップさんは人を傷つけるようなウソはつかなかったのに」と涙ながらに訴えるのだ。
実はこのウソの前に、ウソップはカヤの屋敷を訪れていることを、
クラハドールに気づかれ、海賊である父親を悪く言われていたのだ。
カヤは、その時はウソップをかばうのであるが、クラハドールが実は海賊だった、というウソは、父親を悪く言われた仕返しだと勘違いをしてしまったのだ。
誰にも信じてもらえなかったウソップは、
自分が本当のことを言った「クラハドールは海賊で村が襲われる」という事実を、
ウソップ自身がクロの一味と戦いウソにしてしまう、ということを思いつく。
誰にも信じてもらえなくてもこの村を守りたい、と語る。
その想いに同調したルフィやゾロ、ナミもともに戦うことになるのであった。
激しい戦いのすえに、ルフィ達はキャプテン・クロの一味を倒し、ウソップは、
「クラハドールは実は海賊で村が海賊に襲われる」という事実はなかったことにした。
戦いの中で、カヤやカヤの屋敷の他の執事は事実を知るのだが、
ウソップの想いを知り、自分たちも今回のことはなかったことにする、と約束する。
ウソップは、実に弱い(笑)
しかし、心は強く優しい。
こうして、ウソップはルフィの仲間となり、狙撃手として活躍することになる。
同時に、後にルフィとウソップ大喧嘩のきっかけとなる、
海賊船「メリー号」はここでもらえるのであった♪
↓
メリー号の思い出
この後、一行は船を手にして一気にグランドラインへ向かおうとするのだが、
途中、壊血病の二人組と出会い、栄養をしっかりと取ることの重要性も感じる。
そしてコックさんを求めて行くのだ!
海上レストラン「バラティエ」へ!!!