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空飛ぶ広報室3話
空飛ぶ広報室4話での大きなテーマはこちら。
ドン!
「働く女が社会でやっていくには、女を武器にするか?女を捨てるか?しかないのか?」
働く女性をテーマにしたドラマは数多くあります。
私的に大好きなのは、「ハケンの品格」
前回記事にも書いた「家売る女」
去年シーズン4が放送され今年シーズン5が放送決定している「Dr.X」
などなど、いろいろありますし、空飛ぶ広報室が放送されたのは2013年。
今は、ちょっとは変わっていてほしい!という気持ちがありますが、女性の皆さま時代は変わったのでしょうか???
。。。。。。。。。。。。。。
今回は柚木さん(坂井美紀)を軸に物語が展開していきます。
稲葉(新垣結衣)は前回、自衛隊員の結婚をテーマに取材をし、番組放送をしたわけですが、それが好評だったので自衛隊を特集していくことを決定します。
今回、稲葉が目を付けた視点というのが「女性から見た自衛隊」
報道班の柚木さんに協力を依頼しようとするのですが。。。
おっさんキャラの柚木さんの過去とは?
今では広報室随一のおっさんキャラの柚木さん。
そんな柚木さんは最初からおっさんキャラだったのか?と言えばそうじゃなかったようで、そこにはわけがありそうです。。。
柚木さんを女性隊員として取材したい稲葉ですが、柚木は相手にしてくれません。
柚木さんの過去を知っている同僚の槙さん(高橋努)は、柚木さんのことが好きだし、柚木さんのことを女性として見ていました。
だから槙さんは、本当はおっさんキャラを演じるのをやめてほしいと思ってる。
夫婦漫才のように、おっさんを演じる柚木さんに突っ込みを場を笑わせてはいますが、本当はやめていいのに、って思ってる。
柚木さんは柚木さんで、過去のこともありおっさんキャラをやめられないでいる。
そんな2人の関係にもどぎまぎしながら物語は進んでいくのでした。
稲葉はというと、報道のヘルプへ行ってくれ!と頼まれていました。
せっかくディレクターの仕事に慣れて来たのに、古巣へ戻るのはどんな気持ちなのでしょう?
空井も心配していますが、稲葉は稲葉で男尊女卑の新しく報道に入ってきた上司に意地悪されます。
でも、稲葉はそんなことでは負けません。
そんな上司に喧嘩を売って、たった1日で報道の現場から帰ってくるのでした(笑)
その現状を知ったアナウンサーの藤枝が昼食時に稲葉に言います。
「女が社会でやっていくには、女を武器にするか?女を捨てるか?どっちかだろ?」
稲葉はこれにも反対します。
「私はどっちも嫌だ、と。男と女が男と女でしかいられない社会なんてつまらない」と。
藤枝も負けてはいません。
「男と女だから面白いんだろ?」と。
その頃、空井は戦闘機の企画がバラエティー番組から声がかかって大喜び!
しかしこれが、芸人の罰ゲームとして戦闘機を使うというもの。
広報室の鷺坂室長は「それはダメでしょ」と。
そこらのジェットコースターやらなにやらと戦闘機を同列に語られていいのか?と空井に諭します。
結局、今回の企画は流れまして、空井の初企画が形になるのはもうちょっと先になりそう。。。
一方の稲葉はなんとか柚木さんを取材したいのですが、全然相手にされません。
そんな時、空井から「防衛大に行ってみませんか?」と誘われます。
空井は槙さんが防衛大の剣道部の指導に行っているので、一緒について行くんだそうです。
稲葉はOKし、その話を聞いた鷺坂室長はなにやら企んでいるご様子で。。。
防衛大取材の当日、稲葉の前に現れたのは、空井と槙さんではなく、柚木さん。
鷺坂室長から電話があり、空井と槙さんは二日酔いでぶっ倒れているから、柚木さんが代わりに行ってくれと頼まれたんだとか。
もちろん、空井と槙さんが二日酔いでぶっ倒れているというのは鷺坂室長の作り話。
ですが、稲葉にとっても柚木さんの話を聞ける絶好のチャンスになるのでした。
が、、、
まずは、駅から防衛大まで歩いて行くどころか、途中から走らされる稲葉。
まさにシゴキ。
ヘトヘトになりながらもなんとかついていく稲葉は、防衛大で柚木さんの過去を知るのでした。。。
柚木さんになにがあったのか?
柚木さんは、一言で言えば、女であることを理由にいじめられていたのでした。
言うことを聞かない部下たち、露骨な嫌がらせをされるというよりは、お嬢ちゃん扱いされた。
ストレスで10円ハゲが出来てしまい、隠しきれなくなったころ、鷺坂室長に引き抜かれたんだそうです。
その後は、鷺坂室長の元、自由にのびのびとやっていいと言われ、女を捨ておっさんになることで周りとうまくやってきた。
稲葉は、そんな柚木さんの話を聞いても思うのでした。
「女を武器にするのも、女を捨ているのも、私は嫌。」
防衛大について剣道部の道場につくと、女生徒が、力では敵わない男の先輩にしごかれているところでした。
勝負が終わると、泣いて道場を出て行ってしまう女生徒。
そんな女生徒に、なにかしてあげられること、なにか言ってあげられることはないのか?と稲葉は柚木さんを問い詰めます。
柚木さんがその女生徒に声をかけると、その女生徒はこういうのでした。
「力で敵わないから泣いてるんじゃない、一番悔しいのはこんなことで泣いてしまう自分自身です。」
その言葉を聞いて柚木さんもなにか思うところがあったのか、道場に行き剣道部の男どもを打ち倒していきます。
柚木さんの背中を見て、女生徒は希望を見つけたことでしょう。
陰でコソコソ様子を見ていた空井と槙さんも合流し、4人は満足げでした。
空井と稲葉、槙さんと柚木さん
その後、道場で二人きりになる槙さんと柚木さん。
道場は10年前となにも変わらないなぁ〜、と柚木さんが言うと、槙さんもいうのでした。
「柚木先輩もなにも変わってません。」
そんな槙さんをからかう柚木さん。
槙さんは、ずっと胸の中に秘めていた想いをぶつけるのでした。
「(おっさんを演じてるのを)見てて痛々しいんです。
過去に何があったかは知らない。
でも、、、
広報室のみんなを、俺を、そんな奴らと一緒にするな!」
ちょっと感動。。。
。。。。。。
一方、空井も稲葉さんに言います。
「男と女が、男と女でしかいられない世界なんてつまらなくないですか?」
そう言って手渡したのはペン先に飛行機がついた色違いでおそろいのボールペンでした。
エレメント。
2機の飛行機の編隊をエレメントという。
「お互いを近くに感じ、お互いを意識し合いながら目的の場所を目指して飛ぶ。それがエレメントです」

新しいパートナーの形。
そんな言葉にドキドキしちゃう稲葉なのでした。