鄴攻略戦がいよいよ佳境に入ってきた気がしますね。
これからの流れがとても楽しみなので、少し考察していきたいと思います。
以前書いた記事にも軽くあるのですが、王翦の略歴を見ると、、、
現在連載中のところで描かれている通り、まず9城を落とし、その後鄴を落とした、とあります。
なので、王翦さんの活躍により趙攻略戦がうまくいくのは間違いなさそう。
前号では攻略を桓騎将軍に任せ、王翦はアツヨへと向かうのです。
いよいよ力と力がぶつかる大戦はじまりそうですね、キングダム!!!
今回は完全な妄想を交えながら、ちょっと先の未来を予想してみたいと思います!
史実では、趙を滅亡させるにはこの後まだまだ時間がかかっています。
最後は王翦と羗瘣が趙を滅亡させているようですが、超滅亡は紀元前228年ということなのでまだ8年くらいはかかっています。
この時代、唯一秦を打ち破ったのは李牧のみ、と言われているほど李牧は守りがうまい武将だったらしいので、秦VS趙の戦はまだまだ続きそうです。
が、、、
鄴を攻略すれば、それから3年で趙を滅ぼすことが出来る、と昌平君は言ってましたので、史実とは違う流れになる可能性もありますね。
変わって、桓騎将軍。
ちなみに史実では、王翦、楊端和、桓騎の三人が歴史上に名前を遺すきっかけとなった戦いが現在キングダムで進行中の鄴攻略戦。
この後(鄴攻略戦後)、桓騎将軍は趙の重要拠点「平陽」という場所を攻め落としています。
キングダムで出てきた王都の守護神である「こちょう」という将軍を討ち取っています。
その時に首切り桓騎の異名が轟く事件が起こるのです。
10万の兵の首をはねるのです。
ですが、この後、桓騎は李牧に敗れることになります。
史実では桓騎のその後は2つあって、「はんおき」と名を変えて生き残る。
もう一つは李牧に討ち取られる、というもの。
「はんおき」と名を変えて生き残ることはキングダムの世界では考えずらいので、李牧に討ち取られるのでしょう。。。
その前に桓騎将軍の抱えた闇や悲しい過去が明らかになっていくのかもしれません。
李牧と信
李牧は最新号の中(5月25発売のヤンジャン)で趙の王が暗い王だと確信します。

暗愚で自分のことしか考えていない。
今回の秦の進行を止めれば、次の代の王には期待が出来ると信じているようですが、今の王は暗愚だ、と。
そして、以前、政と会った時には「あなたのような王にお仕えしたかった。」という本音がポロリと出ています。
今回の趙攻略戦では、秦軍が勝たなければ全将軍即死ですから、秦軍は勝つはずなのです。
どうやって勝つのか?が楽しみなのですが、では、敗北した李牧は趙を追われるのか?
それともそれは側近だったり現趙王の息子である太子がそれを止めるのか?
李牧の処遇について、とても気になります。
どういう展開になるかはわかりませんが、史実では李牧や司馬尚は趙王に追放されています。
この追放も単純に戦いに敗れたから追放された、ということではなく、王翦が趙の首都邯鄲を攻めた時、あまりの防御の強さに業を煮やし、奸計を持って李牧や司馬尚を防衛軍の中枢から外したのです。
「李牧や司馬尚には謀反の恐れがありますぞ!!!」
っと、流言し愚かな趙王はそれを信じてしまい、李牧を追放。
李牧がいなくなった趙など敵ではなかったのか、王翦将軍は邯鄲を落とすことになるのです。
李牧の希望
史実によると、趙滅亡後、趙王の太子が「代」という国を建国して秦に対抗します。
その時には、東の大国「燕」と組んで戦うということなので、李牧は太子「王嘉」と共に「代」を建国。
東から進行してきたオルドを止めた司馬尚と共に最後まで徹底的に秦と戦う、ということのが私的には李牧に僅かながらでも生きる希望の残る展開かと思います。
史実によると燕を滅ぼすのは、信と王噴なので、最後の最後、燕と共に戦っていた「代」の李牧+燕の将軍(オルド?)VS信、王噴の連合軍なんて展開もあるのかもしれません。
その戦いのいよいよ最後の最後、李牧は政のビジョンに共感するところがあるわけですから、そのビジョンを支え続けている信に自分の想いを託す。
そしてその証として、李牧の李という文字を信が受け継いで、李信将軍として生まれ変わる。
力の将軍、直感型の将軍である信は李牧の李の字をもらうことによって、パワーアップする、みたいな展開もあったら面白いのかもしれません。
信を導いた王騎、信に本能型としての模範を示したヒョウコウ、信にとっての大恩人、王騎とヒョウコウを打ち破った李牧。
三国志でいうところの武力だけだった呂蒙が智将として生まれ変わったように、信にも智がつく。
もしや、最後「昌平君には気をつけなさい」みたいな意味深な助言を遺すのかもしれません。
史実に楚を攻略するとき王翦は60万必要だ、と言っていますが、信は20万の軍で十分、と言っています。
これは史実では、王翦の読みの深さ、楚の力を正しく把握しているといった解釈が出来ますが、、、
実は、信は「昌平君に気をつけなさい」という李牧の助言を聞いていたから、まずは20万の軍で楚を攻めて昌平君がどう動くのか?それを見定めようとしたのかもしれません。
20万の軍で楚を攻めると、昌平君が裏切って大変なことに!!!
それを読んでいた信とその軍は致命傷は避けながら撤退。
王翦と共に60万の軍で楚を再攻略に向かう、みたいな流れ。
まぁ、完全な妄想ですし、今は目の前の趙攻略戦がどうなるのか?ワクワクドキドキなのです。
普通に考えたら王翦率いる秦軍は完全に不利な状況ですし、勝てる戦ではない気がしますが、桓騎、楊端和、王翦。
それぞれの将軍に、信、王噴、蒙恬がどのような活躍を見せるのか?
合従軍以来の大型の多面戦ですし、見どころ満載です!
今後の流れとしては、、、
王翦VS李牧の戦いはまずは戦場の選定から始まるでしょう!
そして、王翦、李牧の軍略の説明。
そこでは、信、王噴、蒙恬3人に普通ならなし得ない大きな武功を求めるような場面があるでしょう。
兵糧が尽きる前に李牧軍を突破しなければいけない秦軍。
鄴の兵糧が尽きる前に王翦軍を突破し鄴を解放しなければいけない趙軍。
それぞれスピード勝負、致命傷を負ってもいけない。
李牧と王翦の頭脳バトル。
そして、それぞれの副将たちの力と力のぶつかり合い。
信、王噴、蒙恬の3人がそろって将軍に上がるための武功をあげるような場面。
それに加え、楊端和軍、桓騎軍の動きも描いていくわけですから、いやいや、また長くなりそうですね(笑)
ちなみに戦では数
歴史に残る戦いというのは、数に劣る軍が数に勝る軍を打ち負かすという戦いが特に強く残りますよね。
三国志なら赤壁の戦い、戦国時代なら桶狭間の戦いなどがそれです。
だがしかし、、、
桶狭間の戦いで今川義元を打ち破った織田信長の例で言うならば、数の重要性を誰よりも理解していたのは織田信長みたいです。
策略や新型の兵器「鉄砲」を活用して戦に勝っていった印象がありますが、信長は桶狭間の戦い以降の戦いは全て数で勝る戦いにしています。
鉄砲が大活躍したことで有名な「長篠の戦い」
あれも、戦国最強と言われた武田騎馬隊を鉄砲で打ち負かしたところがクローズアップされていますが、もともと兵力でも織田軍が勝っていたんです。
鉄砲という兵器は、もちろんその中で大きな役割を果たしたかもしれませんが、それに頼りすぎることはなく、しっかりと兵力も用意していたからこそ勝てた。
圧倒的に数で劣る軍が数で勝る軍を打ち破るというのは、非常に面白いですし、なんだか勇気が湧いてきます。
しかし、現実的には兵力というのは非常に大切だったそうです。
っと、なにかの本で読んだのを思い出しました。
今回の趙攻略戦。
秦が圧倒的な兵を揃えて攻め込んだわけですが、数で負けてる戦いになっちゃいました。
もちろん、その方が絵的には面白いと思いますし、秦の将軍の強さを表すにもやりやすいとは思いますが、なんとも。。。
じっくりと一つ一つの軍の戦いを描いてほしい!という想いもありますが、続きが知りたくて知りたくて仕方がなくなってしまうので、スピーディーに物語を展開してほしい!という気持ちもあります。
でも、スピーディーになって一つ一つの軍の活躍が薄くなるのも嫌です(わがまま)
さて、それをどう解決してくれるのか?
今後がますます楽しみなキングダムでした!